高温で源泉から湧き出る温泉は、熱くてそのままでは入れず、 水を足して薄めたり、放置して冷ましてから入浴するのが一般的でした。 ところが、それはせっかくの自然エネルギーを無駄にしてしまっているのです。 当社は、その温泉のありあまる熱に着目し、その熱を給湯や暖房にまわすことを提唱しています。
使った後のお湯は、排湯となって排水されますが、排湯といえどまだまだ熱を持っています。 当社は、その熱の利用も推進しています。
さらに、当社は温泉を一滴も無駄にしないよう、循環方式と呼ばれる集中管理方式を推奨しています。 従来の垂れ流し(魚骨)方式では、使われずに余った新湯をそのまま排水していました。 そこで、循環方式では余った新湯をもう一度ポンプで汲み上げ、源泉と混ぜて使えるようにしました。 これにより、近年枯渇の懸念もされている温泉も無駄にすることがなく、 またエネルギー面から見ても利用できる量が増えるので、環境にも優しいといえるでしょう。
この制度は、京都メカニズムに準じて経団連「自主行動計画参加企業」と、 それ以外の「中小企業等」が排出量削減のための協働事業を企画し、 国の認定した第三者機関がそのプロジェクトの有効性を審査するとともに、活動後の効果を検証し、 京都議定書のルールに準じた一定の厳格なルールで国内クレジットを発行します。
その国内クレジットは、大企業等の自主行動計画の目標達成に利用(オフセット)できるようにしようというものです。
弊社は、CO2排出権取引専業企業の「株式会社日本スマートエナジー」 と業務提携を結びました。これにより、温泉業界の排出権取引に特化し、業界の指針となることで、 ホテル・旅館の再生事業の一端を担うことができます。
さらに、対投資回収年数の改善により得られた利益は、 地球温暖化へ立ち向かう皆様へのボーナスとなるのです。
運転環境
運転温度:度
浴室温度:度
湯表面積:m2(外気接触面のみ)
運転時間:時間/日
放熱量kcal/h
灯油 重油
ボイラ効率: %
油単価: 円/L
使用量 L/年
コスト 円/年
CO2排出量 t-CO2/年
講演の一部をご紹介します。